中古iPadで1人理容室を開業する方へ:見るべきは容量ではなく、その型番がiOS 15に上がるかどうかです
先に結論
中古iPadでスマレジを使えます。 条件はiOS 15以上の1点だけです。
ただし中古市場では容量(64GB/256GB)が前面に出ます。選定条件になるのは容量ではなく対応OSバージョンで、これは型番ごとに決まっています。ここを取り違えると、届いてから動きません。
三段論法
| 内容 | |
|---|---|
| 前提1 | 中古iPadの購入を予定。1人営業のため容量は最小で足りると判断済みで、残る条件は対応OSのみ |
| 前提2 | 対応OSは iPadOS / iOS で、動作の下限は iOS 15。ストレージ容量・機種の指定についての記載はない |
| 結論 | 適合。 iOS 15以上に更新できる中古iPadであれば、公式の対応OS要件を満たす |
公式が示している端末要件は1つだけ
| 項目 | 公式の記載 |
|---|---|
| 対応OS | iPadOS / iOS |
| 下限バージョン | iOS 15 |
| ストレージ容量 | 記載なし |
| 機種の指定 | 記載なし |
つまり「iPad 64GBで足りるか」という問いに対する公式の答えは、容量については何も規定していないです。判断材料になるのはiOS 15の1点だけです。
一次情報として、1人理容室の開業準備者の相談があります。
顧客管理、売上管理でパソコンかiPadで考えて(いる)
1人営業のため大容量は不要と判断。「iPad 64GB」で問題ないか、レシートプリンターがあれば足りるか
結論は中古iPadの購入で進める
— Yahoo!知恵袋
「1人営業だから容量は小さくていい」という判断自体は正しく、公式もそれを否定していません。問題は、その次に確認すべき項目が容量ではないことです。
中古で買うときに詰まる場所
中古iPadは機種ごとにiOSの更新可能な上限が決まっています。古い型番は、容量が大きくてもiOS 15に上がりません。
購入前の確認手順はこうなります。
- 出品されているiPadの型番(A から始まる型番、または世代表記)を確認する
- その型番がiOS 15以上に更新できるかを確認する
- 容量はその後で選ぶ
この順序を逆にすると、「64GBで安く買えた」あとに動かないことが分かります。
周辺機器の側からは確認できません
もう1つ、中古端末で組むときの制約があります。
スマレジ公式ヘルプに収録されている周辺機器47機種は、すべて対応iOS/iPadOSのバージョンが「記載なし」です。(レシートプリンター19/キャッシュドロア4/バーコードリーダー19/カスタマーディスプレイ4/自動釣銭機1)
つまり「このプリンターはこのiPad世代で動くか」を、公式情報から確認する手段がありません。実際に、セット購入したプリンターが手持ちのiPadで動かなかった事例が報告されています。
EPSONのTM-m10というのがセットで売っていたため購入しました。Bluetooth対応とされていましたが、使用しているiPad Pro第一世代(A1980)では使うことができませんでした
— Yahoo!知恵袋
「Bluetooth対応」という表記は、手持ちiPadの世代との組み合わせまでは保証しません。中古端末で組む場合は、端末とプリンターを別々に買う前に、販売店に組み合わせを確認するのが確実です。
向かない条件
iOS 15に到達できない世代のiPadを中古で購入した場合、動作しません。
さらに、次の場合は中古構成そのものを見直したほうが確実です。
- プリンターも中古で揃えようとしている → 端末とプリンターの組み合わせが公式に記載されていないため、2つとも中古だと切り分けができません
- 顧客管理まで求めている → 顧客管理はスタンダードプラン(月額0円)の除外機能です。端末の話とは別に、有料プラン(下限5,500円/月・税込)が必要になります
- 容量を判断基準にしている → 公式は容量を規定していません。型番とiOSバージョンで選んでください
確認事項
- 公式の端末要件=iOS 15以上の1点のみ
- ストレージ容量・機種の指定は公式に記載なし
- 中古iPadは型番ごとにiOSの上限が決まる。容量より先に型番を確認する
- 周辺機器47機種はすべて対応iOSバージョンが「記載なし」
- 顧客管理はスタンダードプランの除外機能